Part2 石黒正悟氏(リフォームネットとやま広報委員長) ところで新築は伸び悩んだとしても、リフォームの需要は伸びていくはずだと考えています。2010年には富山県のリフォーム業界が100億円を超えると聞いていますので、これを協業化ネットで何とかモノにしたいと考えたのです。
さてインターネットを始める前は、メールより会話のほうが温かくていいものだと信じていたのですが、実際にメールのやりとりを始めますと、本音で語れる部分が多く、電話では忘れる部分も、文章で残しておくことができて便利なのです。温かい本音で語り合えるネットビジネスでありたいと考えています。私達はリフォーム業界の中小ですが、提案力では大手に負けない自信があります。例えば住む人の成長や老化を考えて「高さ」を提案していくという姿勢も、長いお付き合いをする地元の中小の業者だからできるきめの細かな姿勢です。お客様との温かいコンタクトをインターネット上で実現したいと思っています。なお、「リフォームネットとやま」は案件が発生した地域の業者がお客様を担当するシステムです。注文や問い合わせをインターネットで受け、簡単なやりとりをネット上で行ったあと、近くの会員業者が現地を訪問するシステムです。お客様のデータは「リフォームネットとやま」の事務局で一括管理しています。 これを見られてお客様が、「うちは築30年だが、組立て工事費も含めて35万円でできるのか」というご質問をメールでいただければ、「工事費込みの価格ですが、年数がたっているので補強に別途費用がかかるかもしれません」とやりとりをしていきたいのです。近いうちに目玉商品を4つにして、45社すべてのホームページを制作し、リンクしていきたいと思っています。
現在のリフォームの現状をみていると、お客様に優しくないというのが実感でして、「住んでいる」のではなくて、「住まわれている」ように見えます。これではいけないと思います。品質の悪いものを安くというのでは意味がないのです。安売りをして、手抜きが発生しては仕方がない。「リフォームネットとやま」は業者が横並びであるが故に、手抜きはできないし、正当な金額をいただく中でメンテナンスを親切にさせていただき、ずっと長いお付き合いを目指していきたいと思っています。会員業者が一致団結して、皆で勝ち組に残っていきたいと思っています。 「リフォームネットとやま」の完成度はまだ50%ですが、今後は新聞紙上にも広告を売って、冬には完成度を80%まで引き上げて、一月あたり1万人に見ていただけることを目標にしています。
なお、国は新築には10年保証を義務づけていますが、リフォームには保証期間が設定されていません。しかし「リフォームネットとやま」では自主的に3年保証を徹底していく姿勢です。 |
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