eビジネス研究会タイトル

eマガジン

2000年8月28日(月)第21号

◆スタッフ通信◆◆◆◆

 先日、携帯電話とPHSを合せた移動電話の加入台数が6000万台を突破した、と発表がありました。特にNTTドコモが好調にユーザーを増やしており、けん引役となった「iモード」の加入者数がサービス開始から1年5ヶ月余りで1000万人を突破したことも明らかになりました。
 この携帯電話(携帯情報端末)を利用したビジネス向けサービス(非公式サイト含む)の記事がここ最近、新聞等で特に目に付くようになってきています。
 携帯電話(携帯情報端末)を利用して「必要な時に、必要な情報を素早く入手する」そんな環境が今後さらに拡大し、より身近なものになっていきそうです。
 今まさにスピードの時代と言われていますが、(携帯電話を利用する事により、さらに加速しそうですが、)時間に追われるのは仕事だけにしたいものです。休日は家族サービスもありますが、たまにはのんびりと過ごし、時間の無駄使いをするのも良いと思いませんか?

引き続きご遠慮なくご意見やご要望、またご質問を「eさろん」事務局e-mail: esaloon@micnet.ne.jp までお寄せください。


◆第9回例会ご案内◆◆◆◆

■次回例会のお知らせ■
次回例会の開催日時が変更になっておりますのでご注意ください。

■第9回例会■
日時:平成12年9月13日(水) 18:30〜
会場:タワー111ビル 21F
テーマ:詳細につきましては次回メールマガジンにてお知らせします。
講師:日本海ガス株式会社 取締役社長 新田 八朗氏

■参加申し込み
ご参加の方は必ず、例会の出欠確認フォームで登録をお願い致します。
例会出欠確認はこちら http://www.micnet.ne.jp/esaloon/sanka.html
多数のご参加をお待ちしております。

入会されていない方は入会のご案内でお申込み願います。


◆第8回例会速報◆◆◆◆

■第8回例会
日時:平成12年8月24日(木) 18:30〜
会場:タワー111ビル 21F
テーマ:パネルディスカッション
「21世紀ネットワーク社会を担う若者達」
パネラー:前佛 雅人氏(22歳 コンピュータ会社勤務)
 kito2Web-ね!とやま
 http://toyama.to/net/
 Pockets Studio
 http://pockets.otto.to/
横田 幸之介氏(20歳 早稲田大学2年生)
 富校の杜
 http://www.tomikou.net
中田 英之氏(24歳 電気工事会社勤務)
 TTnet
 http://www.toyama-takaoka.net
三好 力氏 (27歳 自動車会社勤務)
 NPOClick
 http://www.npoclick.com

Part1.ディスカッションに入る前に、4名のパネラーのインターネットとのかかわりとそのホームページの紹介

◆前佛 雅人氏◆

 富山生まれ、富山育ち、富山勤務。「kito2Web-ね!とやま」というサイトで、yahoo!のような富山の検索エンジンを公開している。同時に、「Pockets Studio」というサイトで全国的にも有名な「ICQ道場」というページも公開。
 ICQ は、特定の人のアドレスを登録しておくと、その人が現在オンラインか調べてくれるツール。インターネットで簡単な会話ができないかと考えこのサイトを立ち上げ、現在一日に2万アクセス。インターネットをする20歳以下の 80%はICQを使っていると思う。
 現在は携帯電話のiモードを使ってICQを実現できないか考案中。
 コミュニケーションを楽しみたいというのが目的で、近年のネットを使って、即商売、儲けというあり方はどうかと思う。

◆横田 幸之介氏◆
 中学2年で中古のパソコンを全財産をはたいて購入、次に高校1年で Windows95搭載のパソコンを購入。高校2年の夏休みに面白い他校のホームページを発見し、夏休みに htmlの言語を勉強したら、いとも簡単であった。97年8月30日制作を開始し、11月1日に「富校の杜」ホームページを公開。これまで57000アクセスある。
 校歌もリアルオーディオで聴ける。現在4代目を後輩が担当し、頻繁に更新する「富校日記」のページの記事を提供をしてもらっている。htmlでのHPの更新作業等は自分が担当している。

◆ 中田 英之氏◆
 「TTnet」 を昨年の4月1日、ラジオたかおかのディレクターと二人で立ち上げた。目指すは「コミュニティFMとインターネットを使ったまちづくり」で、高岡を元気にしていこうと頑張っている。 Webの他、メルマガ、携帯電話で展開中、現在346名の方にメルマガを配信している。
 「夢たかおか実行委員会」「DREAMOVE実行委員会」「ホームタウン実行委員会」など、高岡を元気にしようとするサイトとリンクし紹介している。最終目的は高岡のポータルサイトになること。

◆三好  力氏◆
 「NPOClick」というサイトを運営している。株式会社が金銭的な利益を目的とする組織であるのに対し、 NPOは社会的利益を目的とした組織として私は定義づけている。
 富山にかかわる NPOの情報発信を技術的にサポートすることで、富山社会の利益に貢献したいと考えている。このサイトの特徴は分散入力で、会員と認識されれば直接ホームページに書き込みが可能。「アースデイとやま」「富山国際センター」などの組織のイベントを掲載している。


Part2.パネルディスカッション

  • サイトを見てもらうためにどんな工夫をしているか?
    ・アクセス数を増やしたいのなら、見たい人の見たい情報を集める工夫を。
    ・同じ業種の企業同士が相互リンクしてはどうか。あえてライバル企業とリンクしたらいいのではないか。
    ・ICQ道場は、有名なサイトとリンクしてもらったことで、アクセス数が急増した。
    ・リンクを張りながら、あえて競争の環境を作りだしていくことも重要ではないか。
    ・口コミで「評判の素」を作る工夫を。

  • インターネットを使ったビジネスはこれから発展していくものだろうか。
    ・基本的に難しい時代に入ってきている。サイトを作ってもテレビなどの媒体で告知しないと見てもらえないという状況が問題。
    ・無料でホームページを作って、なぜ広報にお金を使うのか。昔、情報はただだった。

  • 現在の日本を背負って頑張っている30代、40代、50代に求めたいことは?
    ・インターンシップなどの団体や制度を使って、学生を含めた若い世代の雇用を広げてほしい。
    ・「最近の若いもんはわからん」と部長によく言われるが、何でも聞いてもらえれば、若い人は考えていることを話すはず。逆にインターネットという手段を用いれば年齢の格差がなくなっていくのでは。
    ・若者が自由に、その才能や自分のやりたいことを開花できるための環境を、経済的にも作ってやってほしい。
    ・「IT」 や「eコマース」という言葉が流行する前に「マルチメディア」という極めて謎の言葉があった。であるから「IT」 や「eコマース」が後になって、「何だったんだ」ということにもなりかねない。インターネットをコミュニケーションのための道具として見つめていこう。


    ◆e−Event Information◆◆◆◆

    ■イベント・セミナー情報■
    こんなセミナー情報がありました。

    ★インターネット活用セミナー★
    日時平成12年9月11日(月) 14:00〜16:30
    場所情報ビル3F大研修室(住所:富山市高田527)
    講演「製造業にみるインターネット活用事例」
    〜町工場の巨大なネットワーク「NCネットワーク」〜
    詳細については http://www.micnet.ne.jp/esaloon/event.html

    eビジネス関連のセミナー情報のご質問はこちらまでesaloon@micnet.ne.jp
    さらに会員の方からのセミナー情報があれば、どしどしお寄せ下さい。


    ◆e−Business Report◆◆◆◆(第19回)

    ■県内外のeビジネスの現状■

    ★★★ 中小製造業のための情報ネットワーク「エヌシーネットワーク」 ★★★

    "中小製造業の受発注情報満載の工場検索エンジン「EMIDAS」"
    "インターネット上での受注確立3割、引き合い7割の実績"

     日本経済の原動力といわれる中小製造業。その中小製造業相互のネットワークを構築し、受発注に関するさまざまな情報提供とモノづくりに必要なノウハウを公開し、中小製造業の活性化と情報化に向け支援するサイト「エヌシーネットワーク」。今回お話をお聞きしたのは、 株式会社エヌシーネットワーク 代表取締役社長 内原康雄さんです。内原社長は現在35歳、葛飾区で実際に工場を営む「内原製作所」の3代目だそうです。(内原氏の祖父、内原重吉氏は、内原製作所の創業者で富山県高岡市木町のご出身です。)

    〜設立の経緯〜
     エヌシーネットワークは、1997年、30〜40歳の若手経営者(2〜3代目)の製造異業種9社が東京都労働経済局の支援を受け、NCネットワークグループを発足したことからはじまる。イントラネットを構築し、主にCAD/CAMデータを中心に、社内LANをインターネット上で結び図面データの送受信を実現した。そして、1998年2月に株式会社 エヌシーネットワークを設立。当初はイントラネット構築、プロバイダー事業などを主な業務としていたが、現在では自社Webサイトを通じて会員相互のさまざまな情報発信や中小製造業の情報化推進などを主な事業としている。
     内原社長は「設立以前にHPを作ってはみたが、誰も見てくれなかった。だからたくさんの中小製造業が集まって一つのHPを作れば皆さんが注目するのではと考えた。また他の検索エンジン参照しても、各社がそれぞれのHPを作っており内容が絞りにくいことから、当社では設計、材料、金型などに大きく事業分類する他、品質、設備状況、さらにはどのようなCADを取り扱っているかなどの項目までを一つの固定フォーマットで参照し易いように心掛けた」と話す。

    〜会員数や登録条件など〜
     現在「EMIDAS」への登録数は海外からの登録も含め5000社以上、先週1週間の新規登録数でも118社を超える勢いで(8月11日現在)ほぼ毎日のように登録社が増えている。特に今年5月にNHKスペシャルで紹介されたときには約400件もの新規登録数があるなど中小製造業において注目を集めている。登録については一切無料。登録条件については資本金3億以下、従業員数300人未満で上場企業が100%出資した子会社でないことが登録条件の目安。またインターネットを積極的に使用し、中小製造業の相互交流をはかり、お互いに活性化させるというエヌシーネットワークの基本趣旨への賛同が必要となっている。ちなみに富山県内の主な市町村別の登録状況を見てみると、高岡市22社、富山市6社、砺波市3社、黒部市1社、小矢部市1社とまだまだ少ないように感じられます。

    〜エヌシーネットワークのビジネスモデル〜
     同社のモノづくり受注・発注掲示板には、中小製造業における発注したい情報や受注したい情報が掲載され、いわゆる受注側と発注側とのマッチングビジネス。しかしながら、自社のWebサイトを通じて取引が成立しても同社への支払は一切発生せず、あくまでも中小同士の取引拡大と相互協力の推進に徹底している。現在の収入源としてはバナ―広告とモノづくりコンビニやCAD/CAMショールームなどに出展している企業からの収入のみ。内原社長は「今のところは少々厳しい状況、しかし2002年の店頭公開も視野に入れて黒字化を目指す」と今後の展開に意気込みが感じられる。

    〜中小製造業の製造情報を発信する「EMIDAS」〜
     得意技術や所有設備などが詳細にデータベース化され発注側は目的に合った新規の取引先を簡単に検索することができる工場検索エンジン「EMIDAS」。加工分類,社名、住所、キーワードなど4種類で検索ができる。さらに加工分類検索では設計、から試作、金型、量産の順に組立てまでの工程別にも分かれており非常に検索しやすく、当サイトの目玉的存在である。
     検索した結果、一覧表示された企業名から一つを選択すると会社概要からホームページ参照やメールを送ることもでき直接発注側と受注側との交渉ができるようになっている。なかでも工場所有設備のデータにはメーカー名,型式、サイズ、特徴、導入年月までかなり詳細な情報が見やすく掲載されているのが特徴。

    〜日本の製造業の伝承技術を伝える「技術の森」〜
     日本の製造業の基盤を支えてきた「職人技術」「現場のノウハウ」は工場移転や製造工程のIT化に伴い伝承が難しくなってきている。昔からの日本の製造業が誇る技術をインターネットを通じて蓄積し、その技術を伝承することを目的に公開されている。カテゴリーは製造業種向け19種類に分かれ会員同士の質問、回答がデータベース化されている。

    〜これからの中小製造業の経営者の方々へ〜
     同社が今年7月に行ったインターネットのビジネス利用状況アンケート調査によれば、会員企業の7割(約280社)がホームページを通じて受注や引き合いあったとしており、さらに年間の売上高では大きいものでは4社が実に5000万円以上の取引を行っていることが判明。これらのことからホームページを含めた積極的なインターネット利用が中小製造業の生き残りに不可欠な状況であることを裏付けている。
     内原社長は、「エヌシーネットワークに出資してくれた方々は私をはじめとして30〜40歳の若手経営者(2〜3代目)です。私の世代はゲーム世代。今までCAD/CAMソフトなど新しいソフトが順々に発売されてきても、ゲーム感覚でなんでも挑戦する気持ちで新しい技術に対する抵抗感がないんです。若手以外の経営者の方は高い工作機械は購入するが、使い方が解らない為かそれより格段に安いパソコン1台すら買おうとしない。もっとパソコンを使えるようになって製造業に関するさまざまな情報を捉えて欲しいと思います。」と語る。
     エヌシーネットワークは電通国際情報サービス、米スペイシャルテクノロジーの3社によるCADデータ変換 ASP事業で提携を発表、来春リリース予定の電子商取引のインフラ構築、さらには2002年の株式公開を予定するなどの事業展開を計画中です。
     今後もさらに会員が増大し中小若手経営者による横のネットワークを展開することで大企業にも匹敵する活力ある企業集団が構築されそうです。

     内原社長は来月9月11日(月)に富山県産業情報センターが主催するセミナーに「エヌシーネットワークにみる製造業の取引の現状」や「これからの製造業のネットワーク活用のあり方」についてご講演されます。このセミナーの開催については、その趣旨に賛同し、当eビジネス研究会も協力をしております。詳細につきましては、当研究会HP内のイベント・セミナー情報にも掲載されていますので、ぜひご参加下さい。
    「株式会社エヌシーネットワーク http://www.nc-net.or.jp/

    (桜井)


    ◆e−Saloon Staff◆◆◆◆

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    Eマガジンは毎週月曜日にリリースしてまいります。途中からご参加の方も、HPでバックナンバーを参照することが出来ます。Eビジネスに関するご質問、ご意見があればどしどしお寄せください。スタッフが「あなた」に代わり情報をお調べ致します。

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