株式会社オスカーホームでは9月14日(木)にホームインプルーブメント(HI)ストア 「Anna-Conna(あんなこんな)」を富山市掛尾町にオープンします。
同社は、このHIストアーのオープンに際し、かなりの長い期間にわたり諸外国を視察するなどして、この業界動向などの調査をされたとお聞きしております。今回はその最新事情などを織り交ぜながら、当研究会の会員でもあります株式会社オスカーホーム HIストアー開発部 部長 河除 紀久雄さんからお話をお寄せいただきました。
●HIストアーをオープンさせるに至ったきっかけ
○そもそもHIとはホームインプルーブメントの略であります。日本語に意訳するならば「住まいの改善・改良」と言うより「住まいをより豊かにすること、快適に、楽しく、美しく」という意味で解釈したほうが良いと考えています。
この分野の産業が大きく欧米に比べて立ち遅れているわけで、逆にビジネスチャンスでもあると考えています。
また、「Anna-Conna」 のネーミングの由来については、住まいの「あんな風な、こんな風な、いいながいっぱいのお店」という一言からネーミングを致しました。
●HIストアーの概要、特徴
○屋内展示で350坪、屋外展示で500坪の広さのお店です。
場所は、富山市の南部中央卸市売場の近く掛尾町です。百円橋の359号線と41号線の交差点近く、カメラのキタムラさんの後ろ側です。
実際にお客様が「見て、触れて、聞いて、確かめて」という要素に、さらに「感動して」を加えてお店造りをイメージして造りました。
ヴァーチャルな世界でなく、実体験できるお店、五感で感じるお店ということです。
広さからするとHIストアというカテゴリーが日本においてほとんど存在しない、と言いきれるほどのマーケットでありますので、私どもの知るところでは今のところ店の広さだけは日本一の規模ではないでしょうか。
開店時間は9月14日(木)午前10時です。
●IT技術が先行していると言われる米国での最新事情や技術情報など
○狭い範囲でのIT情報ですが、、、私の知りうる流通業の世界ではものすごい革新が起きています。しかし一方ではIT革命などという言葉を意識すらしていないで世界のIT最前線でビジネスを展開している企業が存在する国がアメリカであると思われます。
A:アメリカの経済誌フォーチュンによると1999年世界の小売業上位500社の集計結果からは、勝ち組と負け組みが明確に表れています。これは近未来の日本の姿を彷彿させてくれる事象です。
| 1位 | ウォルマート(DS・WC): | 166,809百万ドル(17兆6817億円) |
| 6位 | ホーム・デポ(HC): | 138,434百万ドル(4兆740億円) |
| 7位 | アルバートソン(SM、DR): | 137,478百万ドル(3兆9726億円) |
(1ドル=日本円106円レート換算)
あたりが勝ち組と見られます。
1位のウォルマート、6位のホーム・デポともにあのダウ・ジョーンズ30種に選ばれています。
前年伸び率はウォルマート19.8%、ホーム・デポ27.2%、アルバートソン134.2%とともに驚異の数字を示しています。
つまり、ウォルマートは1年で3兆5000億円の売上を増やしたわけです。実に世界12位のイトーヨーカ堂が1年間に売上げた金額よりも大きな額です。ちなみにウォルマートは2000年度、全業種総合分野でもあのGMを抜くことは間違いありません。
その成長の要因は何なのか?私どもはそこを最も知りたいわけです。
B:そこに見える共通項は何でしょうか?
・徹底的な改善・改良・改革の常に変化するスピリットであります。
・きわめてシンプルで分かり易いコンセプトです。
・ITはあくまでツールであり、まず何をするためにこんな技術が必要なのかを明確にしているようです。ITありきではなく目的ありき、改善・改革事項ありきであるようです。
・さらに現実的には、改善・改革なくして戦いに敗れるという厳しい競争状態があると見た方がよいと思います。
・しばしばインフラの整備が日本とアメリカでは違う、という話がありますが、必ずしもそうではないと思います。なぜなら例えば、ウォルマートはかなり昔から自前の通信衛星を3機も持っていました。
インフラの整備を待つのでなく、必要であれば自力で解決してしまうバイタリティがあるというエピソードです。
政府や州に頼らない自助努力がそこにあります。
現状を愁うるより現状でできることを解決する姿勢がうかがえます。
C:ITの問題、Eビジネスの問題を解く鍵はその辺にあるようです。
・「必要が発明の母」ならぬ、「必要がITの母」であることをこのアメリカの成功事例は物語っています。たまたま改善・改革をすすめる手段がITであったということでしょか?
但し、アメリカでのパソコンに関しての素養は日本と雲泥の差があることは間違いないでしょう。アメリカ・カナダは、ホームレスが行政からメールアドレス与えられている国です。インフラのことを述べているのではありません。認知のレベルのことです。
一方、日本の資本家・トップ・ミドルマネイジメント層がパソコンの機能、ネットビジネスの可能性と現時点での限界、近未来像、未来像についての勉強が足りない人が多いようです。
そこに誤解が生じているようです。
缶コーヒーのCMにありました。
| 社長: | 「わが社もEコマースに賭けようと思う」 |
| 若い社員: | 「馬鹿言ってんじゃナイヨ、、、、」 |
「想念が物を造る」という言葉があります。
反面「想念の存在しないところに創造はありえない」ということも真理です。
大変貴重なご意見を有難うございました。オスカーホームさんでは、今後のHIストアーの展開について、県内5店舗程度、石川県3、4店舗を予定されています。
従来の増改プラザにまして、新しいトータルコーディネートされた住まいの空間を是非ご覧になってみられたら如何でしょうか。
株式会社オスカーホーム 「 http://www.oscarhome.co.jp/」
(特別寄稿:eさろん会員 株式会社オスカーホーム HIストア開発部 部長 河除 紀久雄氏)
(桜井)
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