インコについて


インコ・オウム類は他の鳥類に比べ、よくヒトになつきます。インコ類を飼うヒトが多いのもそんな理由からだと思います。

また、インコの種類によってはヒトの言葉をまねしたりします。でも、意味まで理解して覚えていることはまれですので、変な言葉を覚えさせるととんでも無いことになってしまいます。


インコの特徴


 インコの脚の指は前後に2本ずつに分かれています。しかし、雀などフィンチ類は前3本・後ろ1本に分かれています。


歩き方

 インコは脚を交互に出して歩きますが、雀やカラスは両足同時にピョンピョン飛び跳ねるようにして地面を歩きます。


その他

 インコは嘴を上手に使ってカゴをよじ登ったりしますが、これも他の鳥類にはあまり見られない特徴です。


インコの種類


 基本種とされるモノで約300種類くらいですが、近似種などの周辺種を含めると800種以上とも言われています。

 ここには色変わりなどは含まれていません。セキセイインコなどは1種ですが色変わりのバリエーションは5000種以上もあるそうです。



 鳥も人間と同じ恒温動物ですが、ほ乳類と比べるといろいろ違う部分があります。


 よく知られたことですが、鳥類の骨はほ乳類とは違います。ほ乳類の骨は中まで詰まっていますが、鳥類は骨の中が空洞で格子状になっています。空を飛ぶため骨を軽くする必要があったためだと言うことです。

 犬に骨付きの鶏肉を上げるとダメと言われるのも、空洞があり割れやすい骨が割れて鋭利になり危ないからです。

 空を飛ぶため空洞化した鳥の骨ですが、空を飛ばないペンギンの骨は空洞ではありません。もし一般の鳥類と同じように空洞がある骨だと、海に潜るのも大変でしょうね。

生殖器

 鳥類はほ乳類と違い生殖専門の器官を持っていません。総排泄口という排泄物を体外に出す器官で生殖も行います。鳥類の雌雄判別が難しいのもそのためです。

 雄雌で羽色が異なる場合は容易に区別できますが、ほ乳類のように生殖器での区別が難しいため、インコ類の多くは雌雄判別が難しいのです。

 骨盤の微妙な違いで判別したりします。






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