例会・研究会ダイジェスト 【Part2】
携帯電話の可能性(2社事業紹介)
北陸セルラー電話株式会社 営業本部マーケティング部 副課長 平井 勝氏

 10月にDDI、KDD、IDOが合併して「KDDI」になり、大きく生まれかわり、総合的な通信事業を行っていくことになりました。セルラーは今「au」として新規一転、always users oriented「いつもお客様発想で」をテーマに事業を展開しています。

これまではどうしても技術主導で、何ができるかという仕組みを優先してきたところを反省しています。これからはもっと親しみやすいツールを目指していきたいのです。携帯電話に映像が付加されると、電話は「もしもし」から「こんにちは」 に、まさに「あうau」というコミュニケーションに変わっていくのではないでしょうか。

 EZwebという名でネット接続サービスを昨年4月から1機種、通信速度14.4Kbpsでスタートし、料金体系は繋がっている間課金される形をとってきました。今年の1月から発売の機種では「packetOne」という名前で、流れたデータの量に応じて課金するシステムとなりました。全国で250万台、北陸地区10万台契約をいただいています。

この7月29日から発売の新機種では、大画面のカラー端末(CMX対応)が登場します。カラー画面を活かすために単なるスクリーンセイバーではつまらないので、画像を何枚か組み合わせ、あわせて文字情報と音楽を流せるサービスが可能となります。
例えば誕生日のメッセージを流すサービスが提供できるようになります。
また位置情報サービスもスタートします。3本のアンテナから電波を受けるという特性を生かして、街中では自分のいる位置を半径500Km以内の誤差を知らせることができるようになります。
例えばビジネスの分野ではピザの宅配サービスのチェーン店など最寄りの店を案内することに使っていただけるでしょう。来年の春までにはカーナビ程度の位置情報サービスをスタートさせる予定です。

オプションで文字入力をしやすいようにとキーボードも付くようになって、よりビジネスに密着したサービスとなります。
コンテンツは現在250サイトありますが、お客様には属性情報のアンケートに答えていただきますと、それにあわせたコンテンツをお送りするという「EZportal」サービスを7月半ばから始めています。

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