オカメインコ(片福面鸚哥)

  
     英名:COCKATIEL

     学名:Nymphicus hollandicus


 

オーストラリア全土に分布。内陸部産ですが、西北部では海岸線近くまで分布しています。農耕地や草原に生息しており、雑木林を好みます。タスマニア島には分布しません。



特徴的なのは、頭の羽冠です(ゴマちゃんにもありますね)。大きさは33cm程で、頭上の細羽の羽冠から顔面、喉までが黄色で、頬に赤斑がある独特の色彩がオカメに似ていることから命名されました。体色はほとんどが灰色で翼に大きな白斑があります。メスの体色とオスの体色はほとんど一緒ですが、メスの羽 冠は灰色で顔もオスほど黄色みがからず赤斑も淡い色です。嘴は灰色で、脚も灰色っぽいです。飼鳥としてはセキセイインコボタンインコ同様割とポピュラーな種類のインコです。



カラーバリエーションは数多くの品種があり、基となった並オカメの他、シロオカメインコ、パールオカメインコなどがあります。

  

飼鳥としては非常に丈夫な鳥で、性質も穏和でよくなつきます。ただ、飼鳥のエキスパートの方たちの中には穏和すぎて面白みがないという方もいらっしゃるようです。寒さにも以外と強く、北海道に暮らしていたときでも、スキーで一日二日部屋を空けていても平気でした(何という飼い主だ、まったく)。成長羽と なるには6〜9ヶ月かかります。性成熟もこのころでしょうか。



種としては一属一種亜種はありません。


参考:川尻和夫解説「原色飼鳥大鑑1」




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