担い手の育成と農業体験学習

滑川市農業公社では、公益社団法人富山県農林水産公社や富山農林振興センター等の関係機関と連携を図りながら、担い手の育成について支援を行っています。 新規就農者や農家の後継者にとらわれず、地域農業の担い手を確保していくため就農に対する動機づけと実践力を備えた人材の育成を図ること等を目的としています。

一方、長期的な観点から、市内の子供たちが農業体験学習等を行うことにより、食に関わる人々の活動と地元食材に対する知識と理解を深め、一人でも多くの就農が実現するよう、 子供たちの農業に対する理解と関心の醸成を図っています。学校農園を活用し、早月中学校では「大根」・「白菜」・「キャベツ」などを、また東加積小学校では「大根」・「キャベツ」作り に取り組んでいます。また、収穫した野菜は学校給食用の食材に提供しています。

なめりかわキラリ農業ひかる塾

消費者の皆さんに農家の方々と交流を図りながら農業や農村文化などの体験と見聞を広めていただくため、「なめりかわキラリ農業ひかる塾」を開設しています。
農作業と収穫を体験するAコース、料理教室と農産加工品作りを体験するBコース、正月用飾り作りを体験するCコースを設け実施しています。

☆Aコース
◎第1回 秋冬野菜の定植体験と枝豆収穫体験
キャベツの苗と大根の種を蒔きました。市内の子供たちに少しでも多くの滑川産の野菜を食べてもらいたいとの思いから、参加者の皆さんに学校給食用野菜の定植作業をお手伝いしていただき、 10月から3月にかけて大根とキャベツなどを納入しました。また、枝豆の収穫を行いました。

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◎第2回 野菜の収穫体験とガーデニング体験
8月に種をまいた大根の収穫を行いました。また、花壇苗の寄せ植えを行いました。

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☆Bコース
◎第1回 米粉を使ったお菓子と地産地消の料理づくり
米粉を使ったお菓子と地元産食材をふんだんに使った料理を作りました。

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◎第2回 手作り味噌とりんごジャムづくり体験
茹でた地元産の大豆に麹をまぶしミンチ状にした後、深層水を加えて手でこねて味噌を作りパックに詰めました。また、地元産のりんごを煮詰めて結晶果糖を加え、りんごジャムを作りました。

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☆Cコース
◎ミニ門松作り体験
正月用に、ミニ門松を作りました。

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ふれあい野菜耕房

消費者の皆さんに野菜作りを楽しんでいただくため、「ふれあい野菜耕房」として農園を貸出ししています。
1区画約5坪の農園では、利用者の皆さんが春から夏にかけて「ナス」・「トマト」・「キュウリ」・「ピーマン」などを、また秋から冬にかけて「キャベツ」・「白菜」・「大根」・「カブ」など、それぞれ好みの野菜が作付けされ、取れたての新鮮な野菜を食卓で味わうとともに、利用者同士で野菜を交換する姿も見受けられます。
野菜作りは、その年の気候に大きく左右されることもあることや、また初心者の方も利用されていることなどから、定期的に講習会を開催するとともに、随時「農園だより」を発行し、その時の管理方法などについてお知らせしています。

新規就農者を支援します!

公益社団法人富山県農林水産公社(以下、県公社)では、市農業公社等の関係機関と連携し、新規就農希望者に対する就農相談や農業体験の実施のほか、とやま農業未来カレッジの運営、求人情報の提供、青年農業者が自ら行う資質向上の取組みに対する支援を行っています。

1.就農相談
県公社では、「自分で農業経営を行いたい」、「農業法人に就職したい」、「農業についていろいろと知りたい」といった方を対象に、随時、相談や求人情報の提供を行っています。

東京などの都市圏でも、就農イベント(新・農業人フェア等)や県主催の移住・転職フェアにブースを出展するほか、オンラインによる就農相談を行っています。

2.先進農家等での農業体験
社会人や大学生を対象に、希望作目(米、野菜、果樹、花き、畜産等)に合った先進農家等での作業体験研修(5~30日間)を受付けています。

3.とやま農業未来カレッジ(富山市吉岡)
県内で就農希望される方を対象に、通年研修生を募集しています(募集期間:7~11月)。

4.就農準備資金
独立・自営就農、雇用就農、親元就農を目指す青年(就農予定時の年齢が49歳以下)が、とやま農業未来カレッジ、農業法人等で通年研修を受ける場合、年間150万円(最長2年間)を交付します(要件等詳細はお問い合わせください)。

5.農業機械研修
スマート農業普及センター(富山市婦中町)において、①初心者研修(新規就農者や女性を対象)、②農業機械士養成研修(農耕用大型特殊やけん引免許の取得等)、③農作業安全研修、④スマート農業研修を開催しています。

6.青年農業者に対する支援
県農林振興センター所長の推薦を受けた概ね45歳までの青年農業者が取り組む、①農業機械の操作資格等の取得、②県内外で実施される研修の受講、③販売、宣伝に係る催事への参加、④先進的な農業経営新技術体系の導入、パソコンソフトによる経営管理技術の導入に対して支援しています。

◎就農に関する情報は、県公社ホームページ内の「とやま就農ナビ」をご覧ください。